P252MDN Diode
アティテュード、アグレッション、そしてパワー。
Marc Daniel NelsonとPulsar Modularが、再びタッグを組んで新たなプラグインを送り出します。唯一無二で歴史に裏打ちされたスタジオ機材を探し求めるなかで、Marcはロンドンの名門Wessex Studiosの元テクニシャンから、この極めて希少な2252を手に入れました。1970年代から80年代のパンク・アルバムの大半を生み出したスタジオであり、The Clash、The Sex Pistols、The Pretenders、Queenをはじめ数々のアーティストが作品を残しています。この2252は、そのすべての現場に立ち会ってきました。1968年のNeve設計で、ゲルマニウムがシリコンに取って代わられるまでのごく短い期間だけ製造され、その後は音楽史が生まれた部屋で数十年を過ごしました。約2年の開発期間を経て、Pulsar ModularとMarc Daniel Nelsonは市場でも類を見ないコンプレッサーを作り上げました。登場した当初は使い物にならないとまで言われたその音は、やがてAttitude, Aggression and Powerというサウンドを支える定番となったのです。
ゲルマニウム・ダイオードブリッジ、フィードバック。見事なキャラクター。
Attitude, Aggression and Power. Freaking sweet…
これまでにリリースしたP455 MDN SidecarとP821 MDN Tapeに続いて、もう一度あの頃を振り返りながら、音楽のなかにある音への情熱と自分の歩みについて話してみたいと思いました。
すべては26年以上前、音の魔法と個性に取り憑かれたときに始まりました。なぜあるアルバムは力強く独特に響き、別のアルバムはもっと親密でオーガニックに感じられるのか、という問いです。
唯一無二で歴史に根ざしたスタジオ機材を探し続けるなかで、変わらないものがいくつもあると気づきました。ある時それは歴史そのもの、たとえば名盤で使われた機材です。またある時は、ごく身近で手に入れやすいものだったりもします。ただ私の情熱はいつも、他にはない機材に向かってきました。設計においても製造台数においても、驚くほど希少なもの。まさに秘密兵器です。
この2252は、ロンドンの名門Wessex Studiosの元テクニシャンから購入したものです。The Clash、The Sex Pistols、The Pretenders、Queenをはじめ、1970年代から80年代を象徴するパンク・アルバムの多くを生み出したスタジオとして知られています。
1968年、このスタジオはRupert Neveが手がけた3台目のコンソールを導入しました。そのコンソールには2台の2252モジュールが付属していました。1970年代を通じてNeveコンソールは最終的に手放されましたが、2台のコンプレッサーはスタジオのラックに残り、メインのトラッキング・コンプレッサー・チェーンの先陣を切り続けました。
Sausalito Record PlantのAPIコンソールや、Producer’s WorkshopのStephens 821テープマシンと同じように、この新しいプラグインもまた膨大な歴史を背負い、極めて稀有で唯一無二の存在を体現しています。
最初のNeve 2252は1968年に登場し、Rupert Neve自身が設計しました。彼の最も初期のコンプレッサー設計のひとつであり、2254や33609といった伝説的なモデルの礎となりました。ただし後年の設計とは異なり、2252はゲルマニウム・ダイオードブリッジ方式を採用していました。
当時としては、これは予測しづらく攻撃的な設計でした。信号に歪みやアーティファクトを持ち込むため、結果的に非常に短命なコンプレッサーとなりました。Neveがまもなくシリコンダイオードへ移行するまでの、ごく限られた短期間の生産だったと思います。
何がそれほど特別なのか。答えはシンプルです。個性とキャラクターです。
その後に登場したより安定したダイオード・コンプレッサーとは違い、この稀有な一台はGardner製のオクタルベース・トランスを採用していました。よく知られた1073モジュールのものとはまったく別物です。このトランスとゲルマニウム・ダイオード設計の組み合わせが、驚くほど弾けるような、そして芯の強い音を生み出しています。
個性的な音を持つ機材への愛は、私にとって生涯をかけた旅です。この2252に出会い、その歴史を知ったとき、私はひと目で惚れ込みました。
ベースギターはもちろん、ロック・ヴォーカル、アティテュードのあるドラム、そしてピアノまで、しっかりと掴んでほしい音、強い個性がほしい音にはいつもこれを選びます。音楽にちょうどいい毛羽立ちを与えてくれて、聴くたびに笑顔になります。
こんな音のするコンプレッサーは他にありません。
約2年の開発を経て、Pulsar Modularと私は市場でも屈指の個性を持つコンプレッサーを作り上げました。1960年代の堅苦しい英国の放送技術者たちが主流だった時代に、かつては使い物にならないとまで言われたこの音は、最終的にAttitude, Aggression and Powerというサウンドを決定づける存在になりました。
Freaking sweet…
こうした機材は、静的なカーブやインパルス応答、一次元的なプロファイルでは捉えられません。2252は一瞬の姿ではなく、動き続けるシステムだからです。信号、フィードバック経路、ディテクター、ダイオード段、出力レベル、そしてタイミングが、絶えず互いに反応し合っています。ここにあるすべては、アルゴリズムでモデリングし、耳で追い込んだものです。
プロから、 プロのために。
「Marcの新しいコンプレッサー・プラグイン『P252 MDN Diode』を試す機会がありました。これが本当に気に入っています。ヴォーカルでは、長年愛用しているLA-3Aと比べてもまったく遜色ありません。レシオ3:1では、とてもよく似た温かさと透明感があります。『Heft』スイッチを入れると、ローミッドにさらに心地よい温かみが加わるように感じます。そこからスレッショルドを下げてレシオを5:1か10:1にし、リリースを75ms、『Response』を最も速い『75』に設定すると、より前に出てくる1176のような反応になり、ドラムやギター、ロックのリード・ヴォーカルに最適です。ほかにも『Drive』のような面白い機能があり、少しきれいすぎる楽器やヴォーカルにエッジを足してくれます。
総じて、幅広いダイナミクス系プラグインのコレクションに加える価値が大いにあり、場合によっては私が持つアナログ・コンプレッサーを上回ることもあります。それに、見た目も最高です。」
「ダーティーで小憎らしいヤツだ」
「MarcとPulsar Modularによる、またしてもの傑作です。このプラグインの音は圧倒的で、雰囲気があります。マスターに使ってもパンチと特別感が出せます。音楽制作のまったく別の時代を思い出させてくれる音で、ITBでこんな音がするものは他にありません。」
「NEVEが絡んでいると聞けば、それだけで興味を惹かれます。コンプレッションの押し潰し感には、密度というおまけまで付いてきます。繊細なコントロールから、制御を振り切ったオーバードライブまで。この名機の新解釈は、あなたのトラックを支配する準備ができています。」
「すごい。ハードウェア版は使ったことがありませんが、このプラグインのざらつきが最高です。ギター、ヴォーカル、ドラムに抜群です。」
「これこそ求めていた音です。252は、アティテュードを保ったまま音を収めるのが本当に見事です。」
「本当に気に入っています。素晴らしい仕事です。ドラムとベースのバスに挿して勢いを出しています。マスターのミックス・テンプレートにも残すつもりです。」
オリジナルにはリリースつまみがなく、何が起きているかを見る手立てもありませんでした。
技術的な詳細。
オーナーの声。
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Rupert Neve、Neve、Neve 2252、Wessex Studios、および本ページに記載されているその他すべての企業名、製品名、スタジオ名、アーティスト名は、それぞれの権利者の商標または名称です。これらは説明および歴史的な参照のみを目的として使用しています。その使用は、Pulsar ModularまたはP252 MDN Diodeとの提携、後援、推奨を意味するものではありません。
